上司への報告も済ませ、人事部にも話が通り、ついに退職が決まったあなた。
では次に社内の手続きとしては何をすべきなのか?とお考えのことかと思います。
この記事では、退職が決まったあとに必要な社内の手続きについて解説します。
事務的な手続きが多いので、やるべきことをしっかり把握しておきましょう!
1.会社に提出するもの
・退職届
退職の意思を上司に伝え、上層部からの退職の決定を受けたあとに最初に必要なのは「退職届」です。退職の意思確定の「証」として必要なものなので、上司から提出するよう指示があればなるべく早めに、必ず提出しましょう。会社によっては規定のフォーマットがあるかもしれませんが、特になければ自分で用意をします。
2.会社に返却するもの
・健康保険被保険者証
健康保険被保険者証は退職日まで使用できます。ですので、最終出社日と退職日が同日の場合はそのときに会社へ返却をしましょう。有給休暇の消化などによる理由で最終出社日と退職日が異なる場合は、退職日を過ぎてからの返却でも構いません。返却方法については、自分で会社まで持っていき返却をするか、会社へ郵送する又は保険者へ郵送するかの3パターンです。扶養家族がいる場合は、家族の分の健康保険被保険者証も一緒に返却します。
また、退職日の翌日以降は資格喪失となるため、保険証を使用することはできません。病院や薬局での一部負担金も全額自費扱いとなりますので注意しましょう。
・会社支給の備品・社員証・名刺など
社費で購入したもの、会社から貸与されたもの、社員であることを証明するものなどが当てはまります。シャチハタ印やボールペンなどの文具類、名刺一枚であっても返却します。
・制服・作業着
制服や作業着などは会社から貸与されているものがほとんどかと思います。決して持ち帰ることはせずに、きちんと返却をしましょう。
・業務資料・マニュアル
機密情報が確認できる書類やデバイスは確実に返却をしましょう。どこの会社も情報の取り扱いには細心の注意をはらっているため、誤って持ち帰ってしまうと何かあったときに疑いの目を向けられます。最終出社日までに必ず返却しましょう。
・携帯電話・パソコン
機密情報が確認できる書類やデバイスは確実に返却をしましょう。リモートワークで会社から携帯電話やパソコンを貸与されていることも増えてきていると思います。
3.会社から受け取るもの
退職の際は、会社から受け取るものもたくさんあります。重要なものばかりなので、確実に受け取り、手続きを済ませるまでに紛失しないよう大事に保管しておきましょう。
・雇用保険被保険者証
雇用保険被保険者証とは、自分が雇用保険加入者であることを証明する書類です。雇用保険への加入は最初に就職した会社が加入手続きを行います。雇用保険被保険者証はとても大切なものなので、会社が保管しておくことが多いです。稀に自分で保管しておくパターンもあります。どちらにせよ、転職先に提出する書類なので紛失しないようにきちんと保管しましょう。
・年金手帳
年金手帳は、厚生年金の加入者であることを証明する書類です。原則として年金手帳は本人が保管しておくことが多いですが、紛失防止のために会社が保管することもあります。手元になければ会社に保管してあるか確認をしましょう。
・源泉徴収票
源泉徴収票とは、1年間の給与額と支払った税額が記載された書類。退職から一ヶ月後に交付されることが多いです。税金は毎月の給与から引かれていますが「今年の給与の総額はこれくらいだろう」と予測した数字に基づいて計算されています。年末に年間の給与額が確定したら再度計算して、不足分の追加徴収や過払い分の返還を行います。これを「年末調整」といいます。最終的な金額が源泉徴収票に反映されます。
年内に転職する場合は年間の給与額が確定していないため、源泉徴収票を会社から受け取り、転職先へ提出します。年をまたいで転職する場合は、自分で確定申告をします。この際にも源泉徴収票が必要なので必ず保管しておきましょう。
・離職票
退職後すぐに再就職しない場合、基本手当(失業手当、失業給付金)を申請する際に、ハローワークに提出する書類です。退職後に基本手当を受け取りたい場合は、離職票の発行を会社に伝えておきましょう。発行には一定の時間を要するので、早めに申し出ておきましょう。
なお、再就職先が決まっている場合や基本手当を受給しないときは、発行の必要はありません。
・退職証明書
退職証明書とは、文字通り退職したことを証明する書類です。必ず要るものではありませんが、再就職先から提出を求められることがあります。退職証明書は会社が独自で発行するものなので、すぐに受け取ることができます。また、急いで国民健康保険の加入手続きや失業保険の申請をしなければならないときは、離職票の到着を待たずに退職証明書を使用することもできます。
4.まとめ
退職が決まったあとに会社に提出するもの、返却するもの、受け取るものについて解説しました。
はじめの一歩は退職届!これさえ提出すればあとはスムーズに進んでいきますので、きちんと書いてスッと提出しましょう。モヤモヤした気持ちも退職届を出すことによってスカッとします。
返却するのもの一覧の文具類はついうっかり持ち帰ってしまいがちですが、小さな備品も立派な会社の物品です。ペン一本でも返却するのを忘れずに。会社から受け取る書類はとても重要なものばかりですので、受け取り後の保管もしっかりとしておきましょう。